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雀葵蘭

Author:雀葵蘭
(きろう らん)
80~90年代のアニメ(※)や漫画に影響を受けて育ち
エンターテイメントの提供側になる事を夢見続ける
※沖縄在住

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うらMIXわーるど

▽ツイッター
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鋼の錬金術師FA第四話ネタバレ感想など
昨夜というか深夜な今朝、ずっとあーでもないこーでもないとン十枚没画が生まれていたイラストの構図が天から降りてきて、よっしゃーという感じです。彩色が楽しみ。

続きから鋼の感想。
ずっとTVパソコンのTV機能を使っていなかったけれど、これだけのためにアンテナ買ってきたのだよ。




▼第四話「錬金術師の苦悩」感想
個人的に、週刊連載漫画のアニメ化は2話分+遊びを1話分、月刊連載漫画のアニメ化は1話分+遊びを1話分、にする配分が通常のペースだと思っています。

今回はまさにそんなペースで描かれた回でした。
原作通りのストーリーを普通の速度で描いた、アニメならではのオリジナル部分や演出を引き伸ばしにならない程度に施した、とても見応えのある、良い回でした。

まず、冒頭の「前回までのあらすじ」の語りや編集に、少年漫画アニメみたいだ! と心躍りました。
幼少期は「北斗の拳」「魁!!男塾」「ドラゴンボール」「聖闘士☆星矢」「筋肉マン」などを毎週楽しみに観ていました。あの頃のワクワク感が思い出されました。

本編はいきなり、鉄血の錬金術師VS傷の男の対決からスタート。
原作漫画では説明だけだった、省かれていた部分を前もって挿入する形になっています。

鉄血のグラン准将は軍隊格闘の達人で、イシュヴァール戦でも隊の兵士に先駆けて自ら最前線に突撃していたような強者でしたが、傷の男スカーに殺害されてしまいました。

原作では後に、原作者様による読者からのおたよりに答えちゃうよコーナーで、
「酔っ払っいながら土産片手に家に帰る途中、後をこっそり尾けていたスカーによって一方的に殺害された」という笑撃の事実が明かされました。

今回ばかりはギャグになってはまずい回でしたので、シリアスな対決シーンに差し替えられていました。
スカーが恐ろしく強いことに……。
スカーの声はイメージを変えずに年齢や体格に合わせた変更をした、という印象を受けました。
※前作のスカーについては「原作のスカーは中年なのですが、エドのライバルキャラにするため、年齢を下げて見た目も細めに変更しました」と、インタビュー記事で説明されていました。

ヒューズ中佐とその部下たちをここで登場させているのも、次回に備えた補足で良い感じです。

待ちに待った東方司令部組全員集合です。
中尉の顔が怖いです。
大佐のサボリに愚痴るキャラがブレダ少尉だったので、すごく……わかってるなぁ~と思いました。
ブレダ以下は初喋りな回だったのですが、あまりに漫画を読んでいて勝手に脳内に響いていた声色と口調そのままで(※前のアニメは別モノと認識している脳)、逆に戸惑いました。皆はまりすぎです。

ヨキと炭鉱のお話は書類一枚でさらっと流れていきました。
炭鉱の話は前回のアニメ化時でも特に話の根幹を大きく変えていたわけではなかったので(ヨキに美少女錬金術師な部下が追加されたくらい)、まさに同じ話をもう一度……という状態にもなりますし、尺と相談した結果、必要なところで必要なフォローを入れる程度でよさそうだ、という判断になったのだろうなと感じました。
今後ヨキや炭鉱が出てきたときに、なにかしら補足が入ると思われます。

部下たちが大佐の溜め込んでいた書類がどばっと流れて大変な思いをしている一方、大佐のデスクはそれはそれはさっぱりとしていました。
前回のアニメでは見られなかった子供っぽい大佐を拝むことができて満足です。

原作のエピソードに入ってから、その時点の絵柄になっているなあと感じます。
2話は絵柄が一番丸くなっていたときの話で、3~4話は前回のアニメ化時に参考にされた絵柄な頃の話です。

大佐の「久しぶりに会ったんだからお茶の一杯くらい付き合いたまえよ」がカットされていましたが、タッカーの家で結果的に一緒にお茶をしているので、わざわざ一度断らせて話の腰を折る必要はない、と判断されたのかもしれません。

ニーナ役の諸星すみれちゃん(収録時9歳)がとても上手くて、エド役の朴さんがインタビューで褒めていたのがとても納得できました。役に入り込んだ上での、自然な子供の話し方だと思いました。

アレキサンダーのぴすぴすきゅんきゅん声にきゅんきゅん……。

まあるい

大佐の頭の丸さにきゅんきゅん……。
兄弟と一緒にキメラを見学している後姿の頭にきゅんきゅん……。

真理世界のシーン然り、不気味な雰囲気の出し方が、音楽と映像のつけかたが、シザーハンズ系の映画っぽい感じだなぁと思います。引きこまれます。

兄弟と楽しそうに遊ぶニーナとアレキサンダー、苦悩する綴命の錬金術師、の対比がうまく映像化されています。

原作では焔の大佐が化け物と呼ばれている描写も含めての「錬金術師の苦悩(今回のサブタイトルは原作のニーナ編と同一)」でありましたが、傷の男事件を追うヒューズ中佐とアームストロング少佐の会話でそちら方面のフォローが、スカー事件の描写掘り下げと共に行われました。

今後キーパーソンとなるロス少尉もここで初めて台詞付きの登場となります。
前回のアニメでは男性のような声で驚いたのですが、今回は高い女性らしい声になっていました。報告書の読み上げというシチュエーションもあってかちょっと低く堅い感じになっていましたが、脳内イメージではまさにソウルイーターの椿系の話し方なので、エドたちに優しく話しかけるシーンに期待です。

「明日はお父さんと一緒に遊ぼうか」と言われて瞳を輝かせるニーナの描写が良すぎて、後の痛々しさをアップさせている。
今回のアニメでは、このときのニーナの父親を思う言葉を受けて、タッカーが最後の決断をしてしまったように見えた。
最後の「なんで誰もわかってくれないんだろうなぁ、ニーナ……」という呼びかけから、キメラになってもタッカーにとっては「娘」と「犬」が一緒にいるだけ、という認識であったと思われる(この描写は原作にも存在する)。

娘をキメラにしてしまうまでのタッカーの様子、エドに見破られたのちのタッカーの発言、資格に執着する行動、これらから感じたタッカーの内面。

「この暮らしを維持するには査定をパスしなければならない」
「外から聞こえてくる娘の幸せそうな声」
「娘の幸せそうな声を失いたくない」
「銀時計を手に入れたときの錬成をすればきっと査定も」
「裕福な暮らしと娘との幸せな暮らし、どちらも失いたくない」
「娘が私の査定合格に協力すると言ってくれた」
「娘の協力で人の言葉を理解するキメラをつくることができた」
「キメラでも自分にとってはニーナであるしこれからも一緒に暮らせる」
「父が査定に合格してこの暮らしが維持できれば娘も幸せである」

表面的に錬金術師の持つ狂気として描かれているだろうタッカーのエドに対する言葉は、
「家族の幸せを手に入れたいがために禁忌を犯した」
という意味で同じである、という意味も含んでいたのではないか。

エドは泣きたくても、泣ける身体があっても、泣かないと決めた少年です。
今回も泣きたかったはずなのに泣きませんでした。
代わりにタッカーを殴った返り血を目元に浴びて、血の涙を流しているような姿になりました。

アルは泣きたくても、泣ける身体がないため、悲しみの感情を発散させることができない少年です。
ニーナとアレキサンダーにかける「ごめんね」の言葉が悲しみに揺らいでおり、泣けないもどかしさがとても伝わってきました。

タッカーを殺しかねないほど殴ってしまったエドは、アルに止められて平静が少し戻ったときにようやく、ニーナが父親のことを想い続けていることに気がつきました。

自分の行動もニーナを傷つけてしまう行為であったことに気がつき、更にタッカーに言われた言葉が重くのしかかります。

今回の演出は背後で見ていた姉も上手いなぁ~と洩らし。

そして、雨の中、中尉と大佐が今回の事件について会話をしています。
後に語られる過去から、このとき中尉はニーナのことが人事ではなかっただろうと察することができます。
二人とも冷静に話しているように聞こえるのですが、注意してよく聞いていると、二人とも、涙をこらえながら喋っているときの、声のゆらぎが現れている部分があります。
悲しみからわざわざ雨にうたれているのはエドとアルだけでなく、実は大佐と中尉も同じ思いで雨にうたれていたのかな……と感じました。

原作ではエドの嘆きを最後まで聞く大佐と、表情の見えない大佐の子供を思いやる言葉が描かれましたが、今回はエドにかまわず立ち去ってしまいます。
こらえている感情がエドの言葉によって表に出てきてしまいそうになっていたのならば、前へ進めという言葉に示しをつけるため、表に出きってしまう前に立ち去ったのも頷けます。

この場合、「風邪をひく…帰って休みなさい」は「これ以上私の前で後ろ向きにならないでくれ」という解釈(立ち去ってしまう行動)に、その前にある「これしきのことで立ち止まっている暇があるのか」を優しいわかりやすい表現にかえることで優しい面を表現した、ということになるでしょうか。


話の流れやキャラクターの内面を原作から外さずに、テーマである「錬金術師の苦悩」の内面を考えさせてくれるアニメ独自の表現が加えられ、とても上手くつくられている回だと深く感じました。

前作でも素晴らしいつくりで描かれたこの話は、「父親にキメラにされてしまった少女」という1エピソードを使って新たに生み出された、同じようで違う別の物語であったので、同じベクトルを期待して観るとあれ?と思って当たり前だろうなと思います。

テーマ:鋼の錬金術師 - ジャンル:アニメ・コミック

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